My Bookmark

新米書店員が少しずつ読む本と仕事のことを綴ります。

「天気の子」読了。

発売日の7月18日に購入後、なかなか読めずにいた「天気の子」。

2割くらいで止まっていたのですが、昨夜、一気に読み終えました。

 

f:id:cchuchi1113:20190818221857j:plain

 

読了したのは、今日の深夜1時30分くらい。

ある程度読んだら寝ようと思っていたのが、ページをめくる手が止まらず

ジェットコースターみたいに。

 

公開中の映画は観ていないものの、登場人物たちがなんとなく

イメージできたことが一因なのかもしれません。

 

高校生がそんなことするか!? とか、

警察相手にマジかよ、とか、

若干の突っ込みどころはありましたが、ラストの東京の光景を想像しながら、

「そっか、この物語はファンタジーだった。」と思い出したのでした。

 

ラストに向かって盛り上がって、貫かれる愛の形。

歌・音楽や会話、効果音など、映画では小説と違う面白さが

きっと味わえることでしょう。

 

なんとか時間をみつけて、映画館にも足を運びたいと思いました。

 

 

それにしても、このタイプの物語を読むときまって、

「若いっていいよな…」

と、取り戻すことのできないあの頃を思い、

ちょっぴり寂しくなるのは、私だけではないはず。

 

あーあ。

あしたもがんばろ。

 

「天と地の守り人・カンバル王国編」読了。

f:id:cchuchi1113:20190614004424j:plain

 

今回も少し時間がかかってしまいましたが、

天と地の守り人・カンバル王国編」 上橋菜穂子 著  新潮文庫

を読み終えました。

 

シリーズの序盤は、バルサやチャグムたちの旅、冒険ストーリー。

いわゆる「個」の物語だったのですが、

それからだんだん国同士の争いに巻き込まれていって、とても大きな、壮大な展開に変わってきました。

 

今回の第2部もそれに拍車がかかり、ついに大陸をまたいでの大戦争が勃発。

たくましく成長し、一国の指導者にふさわしくなりつつあるチャグムも、人々を守るために、自らその渦中に飛び込んでいきました。

 

この度の物語を一言で言うとすれば、「リアル」だと思います。

バルサはこれまでのような、無敵、不死身の強さ(強いんですけどね)ではなく、幾度も命の危機にさらされています。

大怪我をして縫合されたり、土だらけ、血だらけになって生死の境をさまよったり…。

本当に死んでしまいそうなところを、ギリギリ助けられることが度々ありました。

チャグムや周りの人たちもそう。

血みどろの闘いの描写は、いつもながら素晴らしいです。

 

そして、ついに戦争へ。

兵士を率いて戦場に向かうチャグム、草兵として戦地にいるタンダ、彼を探して急行するバルサ…。

大きな渦の中で、それぞれがどう生きるか、どう繋がるのか、

大災害を予感させる異世界の様子はどうなのか。

 

いよいよ物語は佳境に入って、全く目が離せません。

ラストまで一気に読み進めたいと思います!

 

 

 

今日は棚卸しの日。

日が変わって、6月5日の今日は棚卸しがあります。

 

日々の仕事も大変忙しい中ではありましたが、

先週くらいから少しずつ、それに向けての準備を行ってきました。

 

バックヤードに残さなないよう、全ての商品を店頭に並べたり、

棚の商品のチェックを行い、返品等の作業をしたり…。

 

この6月で、私が書店での勤務をはじめてちょうど1年。

棚卸しの作業内容を熟知しているわけではないので、

諸先輩方に確認しながらの準備です。

 

今日はある程度の残業を覚悟。

子どもたちの迎え等は奥さんにお願いして、

棚卸しが滞りなく終了するように頑張ります。

 

 

そうそう、今読んでいる「天と地の守り人・第二部 カンバル王国編」ですが、

ようやく読み終えそうな感じです。

これについては、あた改めて書かせていただきますね。

 

「天と地の守り人・ロタ王国編」読了。

f:id:cchuchi1113:20190522133437j:plain

いただきもののパイナップルと一緒に

 

天と地の守り人・ロタ王国編」 上橋菜穂子 著 新潮文庫

を読了しました。

 

前回の「蒼路の旅人」では、チャグムが物語の主役でしたが、

この「守り人」は久しぶりにバルサ視点の物語になりました。

 

卵を抱いた幼い少年だったチャグム。

バルサ、タンダたちとの旅を通じて、心も身体もすっかり成長し、

今や新ヨゴ皇国の人々を救うため、強い意思を持った立派な少年になりました。

 

その目的を果たすため、困難な道へ一人飛び込んだチャグムを

バルサは親心で追いかけ、ついに出会います。

 

これまでの物語が「個」のストーリーだったとすれば、

この「天と地の守り人」からは、国と国が争う壮大なスペクタクルに変化。

クライマックスに向けて、壮大な展開になってきましたよ。

 

チャグムと感動の出会いを果たしたバルサ

これから行動を共にし、どのようにして祖国を守るのか、そして戦争の渦中に巻き込まれたタンダの運命は…?

これからが楽しみです(^^)

 

それにしても、南翼の刺客とバルサの闘いの描写が素晴らしい!

 

このまま、天と地の守り人をあと2冊、一気に読み進めようと思います。

和歌山、いい街でした。

f:id:cchuchi1113:20190507130044j:plain

 

長男の剣道遠征に同行した家族旅行。

和歌山から無事に帰宅しました。

 

小学一年生の長女を連れての旅でしたので、長男の試合は十分に観ることができませんでしたが、合間・合間に和歌山の雰囲気を感じることはできましたよ。

 

上の写真は宿泊したホテルからの眺め。

和歌山城がすぐ目の前にあり、これだけでも(お城好きの私には)大興奮!

家族も喜んでくれました。

 

※長男は部員の皆さんと別の宿舎に泊まりでしたので、この景色が観れなかったのは残

 念だった様子でしたが…。

 

ホテル内にある書店さんにも、2晩連続でお邪魔しました。

1階・2階に連続する広さで、妻と長女が一緒でなければ、半日は軽く過ごせるほど。

それでも、2晩とも二人を児童書コーナーに遊ばせて、私はしばらく書店の雰囲気を満喫することができました。

 

来年も参加するこの長男の錬成会では、私たちもできれば同じホテルを利用して、充実した時間を過ごしたいと思います。

 

宮脇書店和歌山ロイネット店さん、ありがとうございました(^^)

 

f:id:cchuchi1113:20190507134632j:plain

 

 

 今、読んでます(^^)

    ↓


 

和歌山で読書の夜

今日は、部活の遠征に参加している長男の応援のため、家族で和歌山県に到着しました。

2泊3日で、5月5日まで滞在する予定です。

 

今晩、長女と妻と私は和歌山城そばのホテルに宿泊。

近くのお店でラーメンを堪能した後、ホテルでまったりと過ごしています。

 

ところで、このホテルの1階から2階にかけて、なんと本屋さんが入っているんです!

さらに、チェックインした部屋の窓からは、和歌山城の勇姿が丸見え。

もう、ここは天国じゃないですか!

 

もちろん部屋に戻る前にちゃんと本を買って、夜のスタンバイをさせていただきましたよ。

 

f:id:cchuchi1113:20190503220657j:image

 

買ったのは、先日読了した「蒼路の旅人」の続編で「天と地の守り人 第一部 ロタ王国編」です。

 

自分のいる書店で買えよ、って話なんですが、休暇前は皆が忙しすぎてとてもそんな余裕がありませんでした…。

 

これで、和歌山の夜をゆっくりと過ごすことができそうです。

 

本の内容も、読書のできる夜も、楽しみです(^^)

 

 

 

 


 

「蒼路の旅人」読了。

f:id:cchuchi1113:20190430233043j:plain

 

平成最後の日、「蒼路の旅人」 (上橋菜穂子 著 新潮文庫)を読了しました。

 

タイトルに『旅人』とあるように、この作品の主役はチャグム。

バルサやトロガイなどの主要キャラは出てきません。

 

物語のほとんどが、新ヨゴからサンガル王国、タルシュ帝国へと連行される

船の上での物語。

 

単調になりがちの背景ではありますが、チャグムをとりまく登場人物との関わり、

その中で見えてくる国同士の力関係など、新しい様々なことがわかってきて、飽きさせません。

 

今回、謎を秘めた影のある男、あのヒュウゴも登場。

チャグムとセナのほんのり甘い関係も微笑ましい(^^)

 

そしてこの「蒼路の旅人」の最後は、びっくり意外な展開へと。

これまで出会ったすべての人や出来事がチャグムの糧となり、

力を添えて勇気を与え、大きな嵐に自ら飛び込んでいくのです。

 

 

次はいよいよ、『守り人シリーズ』の最後

天と地の守り人」3部作を残すのみ。 ※短編集は別にありますが

 

元号「令和」のはじめも、この勢いを維持して

このシリーズを駆け抜けようと思います。

 

気持ちを新たに、仕事も読書もがんばりますよ(^^)